今回の台風19号は各地に甚大な被害をもたらしました。
川の堤防が決壊、住宅の浸水、土砂崩れ、停電。
さまざまな被害があり、避難を余儀なくされた人も多くいました。
ニュース映像を見ても、信じられない光景が広がっていて、『ここまでとは想像できなかった…』と呆然とする被災者の声もありました。
大勢の人が避難するなか、埼玉県川越市の中1男子が『猫を飼っていて、避難できなかった』とコメントしたことが、賛否両論を集めて話題になっています。
今回は
・中1男子が直面した、ペット避難所問題の対策
などについて書いていきます!
目次
中1男子と猫はなぜ避難できなかった?
今回の台風19号では、いろんな地域が被害を受けましたが、被害が大きかった県の一つが埼玉県川越市です。県西部の越辺川、都幾川の堤防が決壊し氾濫。大規模の浸水となってしまいました。
川越市に住む4人家族がボートで救出されましたが、2階から助けられた中学1年生の男子は、『猫を飼っていて避難できなかった』と言ったとされています。なぜ中1男子は猫と避難することができなかったのでしょうか?
そしてなぜ、賛否の声が多数寄せられているのでしょうか?
自分の命と同じ、あるいはそれ以上に大事な存在なんでしょうね。
ペットを飼う多くの人にとっては、ペットは『家族』。
飼い主から言わせれば、もしかしたら『ペット』という表現も違うのかもしれません。
一方、『猫と一緒に避難すればよかったじゃないか』という声に対し、否定的な意見もあります。
ツイッターでは
『大型犬だったらどうする? しかもそんな大型犬を連れた人がたくさん避難してきたら? 吠える、犬同士でけんかする、人に噛み付く…なんてことが避難所で起きるかもしれない。』
『アレルギーとか怖さとかどうしようもない問題はたくさんある。』
『実際家に動物いない人にとっては、アレルギー云々の前に「動物がいる」っていうことが不慣れで落ち着かないし、動物側もあったかくないと死んじゃう子とかもいる』
ペットの避難所対策にはペットキャリーがいいの?
さまざまなペットキャリーバックがありますが、
・ペットにとって快適
・通気性が良い
・持ちやすく、両手が使えるリュックタイプ
このように口コミの評価も高く、使いやすいペットキャリーバックが数多くあります。
各自治体で、ペットが避難できるかの問題はありますが、避難以外にもお出かけや動物病院に行くときなど、いろんな用途に使えるので、買っておいて損はないです。
あと、持っている方で、避難のときだけペットキャリーバッグに入れるのは、ペットにとってストレスになることもあります。不測の事態に備えて、日頃からペットキャリーバッグに入れたりして、慣れさせておくのがいいでしょう。
『ペット飼ってる人も飼ってない人も避難できるように場所を分けたりすべき。』といった、ペット同伴の避難所ができてほしいという声が多数挙がっています。
以下は、環境省の『ペットの災害対策』文章です。
災害が起こったときに最初に行うことは、もちろん飼い主自身や家族の安全確保ですが、ペットの安全確保についても、普段から考え備えておく必要があります。十分な水や食料の他、常備薬等も用意し、避難所や避難ルートを確認しておく等、いざというときに慌てないように、ペットに基本的なしつけをし、備えておきましょう。避難するときは、ペットと一緒に避難(同行避難)できるよう、日頃からキャリーバックやケージに入ることなどに慣れさせておくことも必要です。
そして、避難所等においては、自治体の指示に従い、ルールを遵守し、他の避難者に迷惑をかけてはなりません。特に、避難所では動物が苦手な方やアレルギーを持っている方等への特別な配慮が求められます。また、避難や避難生活はペットにとっても大きなストレスとなる可能性があるので、ペットの行動も考えた十分な準備をすることが重要です。これは決して特別なことではなく、普段からペットの基本的なしつけや健康管理をし、ペットを様々な環境に慣らしておくことが、災害時の備えの基本になります。しつけはペットの安全確保のみならず、災害時のペットのストレスも軽減させ、あなた自身や周囲の方々への安全・安心の確保にも重要です。
現在ご自分が住んでいる地域で指定されている避難場所は、ペットとの同行避難が可能かどうかをあらかじめ確認し、可能な場合はその注意事項を管轄の自治体に確認する等して、ペットとの避難計画を考えておきましょう。
紹介した最後のツイートは環境省の
・ペットの災害対策
・被災ペット救護施設運営の手引き
・人とペットの災害対策ガイドライン(一般飼い主編)
について、紹介しています。
ペットを飼っている人には、飼い主としての責任があるはずです。ぜひ一度、目を通してみてください。
まとめ
・中1男子が直面した、ペットの避難所対策には、ペットキャリーバッグがおすすめ
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